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今、なぜLETSなのか?


■ フォントに求められるもの、その三つの視点

 それではフォントは本来どのような形態で販売されることが望ましいでしょうか。「理想とするフォントのあり方」は、立脚する視点によって変わってきます。使いやすくしたいユーザーの立場と、フォントがビジネスとして成り立つデザイナーやベンダーの立場では求めるものは違ってきます。
 まず、ユーザーが望むものとはどのようなものでしょうか。ユーザーにとっては、プロテクトフリーで使いたいと感じているでしょう。マシントラブルがあっても、すぐさまそれまでと同じシステム環境を構築することができるように、インストールプロテクトのないフォントを使いたいという要望です。
 さらに、プリンタフォントがなくてもそのまま出力できることがあります。つまりモニタに表示したスクリーンフォントでそのまま出力できれば、DTPはたいへん便利になります。ATMフォントだけで出力できれば、使いたいフォントは自由に選択できます。「プリンタにインストールしたフォントしか使えない」という宣言はなくなります。
 これについては、当面はPDFにフォントを埋め込むという方法で出力するしかありません。ですから、埋め込み可能なPostScript CIDフォントが手軽に使えるということが求められます。
 また、新しいフォントが現れたときに、障害やトラブルなく利用できる環境もユーザーにとっては必要なものでしょう。より便利なフォントフォーマットが現れても、それに対応したフォントが現れないと利用できませんし、実際に利用したときの注意点もすぐさまサポートされることが望まれます。
 フォントベンダーやデザイナーはどうかというと、まず、「フォントの利用に正当な使用料が支払われる」ということがあるでしょう。逆にいうと、正当な使用料が正しく支払われるのであれば、必ずしもインストールプロテクトは必要ないということになります。
 また同時に、デザイナーやベンダーが満足できる文字のデザインが可能な環境も必要でしょう。フォントの販売によって、継続して使用料が支払われれば、新しいフォントフォーマットへの対応も、新しい書体への対応も難しくありません。
 しかしいまのように、パッケージの販売という形態では、販売したときのみに収益があり、それ以後はサポートフィーがかかるだけになります。そうなったとき、今あるフォントが継続して売れ続ければ成り立ちますが、売れなくなると、サポートすら難しくなってきます。
 最後のひとつは、フォントにも経済原則が働くことがあります。これからもより使いやすく便利になるためには、フォントの利用において制限は小さくなるようにすべきです。優れたデザインの書体や時代にマッチした書体があれば、誰もがすぐに使えるようになり、その結果がデザイナーやベンダーに反映されるようになれば、日本語のフォントはまだまだ開発の余地が生まれてくるに違いありません。フォントビジネスにおいても、適正な経済原則が働くことも、これからのフォントに求められることといえます。


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