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その４ TouchUpツールは使えるか ４―７ TouchUpで編集アプリケーションを使う |
| ■TouchUpでPDFを編集する Acrobat 4.0ではPDFのまま、別のアプリケーションを開いて、PDFを編集できます。 編集可能なアプリケーションは、イメージ編集アプリケーションとしてPhotoshop 5.0以降、ページ／オブジェクト編集アプリケーションとしてIllustrator 8.0以降が対応しています。これはそれ以前のバージョンでは、PDF形式を開くことができないためです。 ちなみにPhotoshop 5.0を対応させるためには、Photoshop 5.0に「PDFFormat」というプラグインが必要です。「PDFFormat」は自動的にPhotoshop 5.0にインストールされますが、されないときは「Adobe Acrobat 4.0」にある「Photoshop Plug-in」というフォルダのなかから、Photoshopフォルダにドラッグします。 ●「Photoshop Plug-in」フォルダ |
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| ※「PDFFormat」プラグインは、既にPhotoshop
5.0がインストールされている時は自動的にインストールされることになっているが、起動ディスク外にあると、プラグインはインストールされないようだ。5.5ではこのプラグインは不要。 編集アプリケーションの指定は、ファイルメニューの環境設定で［TouchUp］を開くと指定できます。 ●［TouchUp］編集アプリケーションの指定 |
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| ※選択ボタンを押すと、編集アプリケーションを変更できるが、今とのところPhotoshop
5.0以降、Illustrator 8.0以降しか対応していない。 PDFの編集を行なうには、TouchUpツールを［テキスト選択ツール］から［オブジェクト選択ツール］に変更します。 次にテキスト部分を［オブジェクト選択ツール］で選択します。controlキーを押しながら、テキストを選択すると、編集アプリケーションが起動し、編集する部分だけが開きます。 ただし、１行だけとか一部分だけを［オブジェクト選択ツール］で選択することはできないようです。 ●CIDフォントを埋め込んだPDFのテキストを選択 |
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●Illustrator 8.0を開くとエンコードが変わる |
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| ※TouchUpツールを使って編集アプリケーションとしてIllustrator
8.0で開くと、やはりエンコードが変わってしまう。 ■編集アプリケーションでのフォントの編集 さてIllustrator 8.0でPDFを開くと、当然Illustrator 8.0のPDF解析機能に依存します。文字はシステムにインストールされているフォントであれば、そのままフォントとして認識できます。 しかしエンコードが「83pv-RKSJ-H」になるため、外字エリアの文字は文字化けし、縦組みの括弧や記号、拗促音などのシフト文字が横組みのままになってしまいます。 ●TouchUpでIllustrator 8.0で開く |
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| ※Illustrator 8.0で編集すると、外字や縦組みで文字化けが起こる。 ただしIllustrator 8.0で開くと、テキストポイントは最大でも欧文は単語単位、日本語は行単位に分割されて、しかも［左揃え］になっています。しかしフォントを差し換えても、文字送りは維持されて、右側が揃わないということはないようです。 一番の問題は、Illustrator 8.0で開いて編集した後、保存すると編集内容がPDFに反映されることになりますが、Illustrator 8.0で開いてしまうと、Illustrator 8.0の文字の属性がそのままPDFに持ち込まれてしまいます。 しかも埋め込みは解除されてしまうので注意が必要です。 ●Illustrator 8.0で保存してPDFに反映させる |
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| ※外字は元に戻っているが、文字送りはIllustrator
8.0で置き換えられた文字のモノになってしまう。また、縦組みの括弧や記号、拗促音などのシフト文字が横組みのものになってしまう。 ●文書情報の［フォント］を開く |
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| ※編集した埋め込みフォントは、エンコードがポストエンベッドしたものに変わってしまっている。しかも埋め込みがキャンセルされている。 またTrueTypeフォントのPDFは、Illustrator 8.0で開いたときは、横組みに関しては正常に表示されていますが、これに手を入れて保存してPDFに反映させると、外字は別のフォントに置き換えられてしまっています。これはPDFを保存し直しても直りません。 そのうえ、一旦Illustrator 8.0で編集したPDFは、もう一度日本語TrueTypeフォントを埋め込むことはできないようです。埋め込む処理が行なわれても、PDFには反映されないようです。 ●TrueTypeフォントを埋め込んだPDFで文字を選択 |
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●TouchUpからIllustrator 8.0で開く |
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●Illustrator 8.0で保存してPDFに反映させる |
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| ※TrueTypeフォントでも縦組みは使い物にならない。 いずれにしても、文字の互換性を考えると、TouchUpの編集メニューでIllustrator 8.0を使ってテキストを編集するのは避けたほうがよさそうです。 |
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