▼ CONTENTS
はじめにお読み下さい
プロフィール
ブロードキャスト
Gordian Knot
 (ペーパーマガジン)
ウィークリーマガジン
 (メールマガジン)
デジタル ビヘイビア
 (月刊PDFマガジン)
上高地仁の本
ダウンロード
リンク集
広告募集
DTP-S倶楽部
▼ DTP-S レビュー


<< 戻る

LinuxのDTPサーバはいかが
DTPで求められるサーバには、プリントサーバとファイルサーバがある。両方の機能を満たすサーバとしては、UNIXかAppleShare IPのサーバになるが、UNIXサーバは高価で、AppleShare IPサーバは誰でも使えるほど簡単ではない。そこでローコストで誰でもが簡単にサーバが管理できるサーバの登場が登場した。それがLinuxを使った「LD-S」サーバだ。

■安定性と使い易さのLinuxサーバ
 最近現われたDTPサーバに、Linuxのサーバがある。Linuxを使うのは、UNIXの安定性と信頼性を持ちながら、低コストのサーバを提供するためのものである。
 Linuxサーバである「LD-S」というサーバは、DTP向けのファイルサーバ兼プリントサーバで、RedHat Linux6.1J/カーネル2.2.13で動作する。MacintoshはAppleShareクライアントをサポートし、WindowsもSMBのプロトコルをサポートする。したがってMacintosh、Windowsの両方のマシンからファイルサーバもしくはプリントサーバとして使える。
 DTPサーバとしてのLD-Sの特徴には次のようなものがある。

1 汎用ハードウェアを利用
 マシンはインテルベースのマシンを使用するので、ハードウェアは安く上がる。またハードディスクも安価なUltraATAのハードディスクを使えるので、ハードウェアはコストパフォーマンスを追及して構築できる。またマシンをよりハイパフォーマンスなマシンに取り替えることも、それほど難しくはない。
 またハードディスクは基本的にはソフトウェアRAIDを使用するが、ハードウェアRAIDも選択できる。

2 高速なデータ転送
 UNIXの機能を受け継ぎ、データは高速な転送が可能だ。ファイルサーバとしての機能では、AppleShareクライアントのMac OS 8.6からLD-Sサーバへは181MB(1ファイル)のデータが、書き込みで6.0MB/s、読み出しで3.9MB/sを誇る。ファイルサーバしては十分なスペックといえる。

3 Webブラウザを使用した管理ユーティリティ
●WebブラウザでみたLD-Sソフトウェアのトップページ。ブラウザからLD-Sサーバを管理できるようになっている。

 LD-Sのもっとも大きな特徴はWebブラウザを使用した管理ユーティリティにある。LD-Sソフトウェアによって、サーバの状態をWebブラウザで一覧し、指定できる。接続した全てのマシンから、マウント中のユーザを一覧したりログインアカウントを変更したりすることができる。
 またスプールされたプリントジョブの出力順を入れ替えたり、スプールディスクに保持されたデータを再出力することもWebブラウザからできる。プリンタのPPDファイルのフォントリストの更新も可能だ。
●セーブファイル一覧から出力データを選択して順番を入れ替えたり、再出力したりできる。もちろん過去のプリントログの一覧にもアクセス可能だ。

 つまり、サーバマシンのコントロールをクライアントから行なえるので、サービスビューローの店頭から別のフロアにあるサーバにWebブラウザでアクセスして、出力順を入れ替えたり再出力したりが簡単にできるのだ。
 AppleShare IPではサーバマシンからの指定が必要になり、ソフトウェアの使い方も覚えなくてはならないが、LD-SではWebブラウザから操作できるので、扱いは簡単。もちろんUNIXのコマンドも覚える必要はない。

4 自動バックアップ機能
 指定したフォルダを、サーバ内のバックアップフォルダに自動的にバックアップする自動バックアップ機能もある。指定時間に自動的にバックアップするので、バックアップされたデータであれば誤ってデータを消去してしまっても大丈夫。またバックアップフォルダは読みだし専用で、マウントできるがMacintoshからの書き込みや削除はできないようになっている。自動バックアップの指定は管理ユーティリティで行なえる。

5 ネットワーク管理
 LD-Sではネットワークの設定も行なえる。DHCPサーバー機能も実装しているので、クライアントマシンに個別のIPアドレスを割り当てなくても、自動的にネットワークを構築することが可能になっている。

6 接続クライアント無制限
 LD-Sソフトウェアでは接続するクライアント数は制限がない。そのためネットワークを拡張しても、すぐに対応できる。

 LD-Sは商用のUNIXサーバの安定性と信頼性を持ちながら、汎用のハードウェアを使うことで、優れたコストパフォーマンス達成したDTPサーバである。しかもLinuxを使用することで、使い方によってはさらに柔軟なサーバの構築も可能だろう。管理ユーティリティにオプションで機能をリクエストすることもできる。
 コストがかからず、使いやすく安定したDTPサーバを望むのであれば、「LD-S」は選択肢の一つとして考えてもよいだろう。
 WindowsNT、UNIX、AppleShare IP以外のもう一つの選択肢として、 Linuxサーバ「LD-S」をみることができるのではないだろうか。

◆お問い合わせ
有限会社マシットコム
担当 松田仁志(MATSUDA Hitoshi)
Tel 072-850-2908
Fax 072-850-2710



<< 戻る