DTPフォントの謎:DTPのフォントサンプルと使い方
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▼フォント管理ツールを使い分ける


 少し前に、ATM Deluxe 4.6.1を調達してきた。以前4.0.2を使っていたが、Mac OSが新しくなって、ダブルバイトフォントのID制限が緩和され、たくさんのフォントを同時にインストールできるようになった。一度に認識できるフォントが、それまでの128書体から512書体になったわけで、これだけインストールできれば、フォント管理ツールは必要ないと判断したのだ。
 ただし、フォントがたくさんインストールできるからといって、いくらでも入れていくと目的のフォントを探すことが面倒になる。フォントのポップアップメニューを開くと、リストがモニタに収まりきらず、ポインタがポップアップメニューをいったり来たりすることもある。フォントファミリーがサブメニューに表示されればいいが、そうでないフォントもあるからだ。
 数百書体使う場合は、フォント管理ツール使って、必要なフォントのみアクティベートする方がいいのではないかと思うようになり、ATM Deluxe 4.6.1のバージョンアップをしたのだ。

 理由はもう一つあって、それはヒラギノのバージョンを調べるためである。10.1.5までのヒラギノのバージョンはファイルの情報ではわからない。ATM Deluxe 4.6.1でレポートすると、そこにバージョンナンバーが現れる。たんにヒラギノを選択して情報を見ても、バージョンは表示されないのである。
 しかし10.2のヒラギノでは、ATM Deluxe 4.6.1では「このフォントは壊れています」とアラートするのだ。つまり、10.2のヒラギノはATM Deluxe 4.6.1では認識できなかったのである。
 実はある本の一部を書くことになり、そこでヒラギノのバージョンの違いを表示しようと思いついたのである。10.1.5までは、ATM Deluxe 4.6.1で、10.2はMac OS Xの情報をみればよい。バージョンの違いといっても、古いものは今後は使われないようになるだろうから、Mac OS Xの[情報をみる]でバージョンが表示されないものは、10.1.5以前のものであると判断して使わないようにするしかない。
 Adobe Japan 1-5のヒラギノは、10.2.5くらいだろうか。それとも10.3くらいだろうか。バージョンは7.30か、あいるは8.00、そのあたりでしょうな。

 さて、ATM Deluxe 4.6.1をインストールして、ウィンドウを開いた。すると、どういうわけか「-43」というアラートが現れて、いくつかのフォントが認識されないではないか。ATM Deluxe 4.6.1のヘルプにも、アドビシステムズのテクニカルソリューションデータベースでATMで検索しても、「-43」について書かれた記事はなかった。
 この状態のまま、CIDフォントをアクティブにしてIllustrator 10で使ってみると、文字詰めが効かないばかりか、PDF保存すると、OSAKAフォントに差し替えられて埋め込まれるのだ。モニタでは表示されているのに、正しくアクセスできていないようだ。
 フォントが認識できないのは、おそらくマウントしているフォントの数が多すぎるのだろう。Mac OS 9からは512書体使えるようになったとはいえ、ATM Deluxe 4.6.1は以前のスーツケース128書体制限を引きずっている可能性はある。なんといっても、LETSのCID127書体全てがインストールされているので、システム内のフォントは200書体は越えているからである。ATMのフォントの制限はMac OSに依存するはずであり、Mac OS 9であれば、512書体認識できてもよさそうであるが、アプリケーションそのものが古いので、そこまで配慮されていない可能性もある。
 そこで、LETSのCIDフォントはシステムから外し、別のフォルダにまとめた。そして今度はそこから登録フォント内にセットをインポートした。が、同じようにエラーがでてしまった。そうなると、完全に別セットにして必要なフォントのみをアクティベートするしかない。
 LETSのCIDフォントを別セットにして、環境設定で、自動アクティベートをオンにする。これで、頻繁に使わないフォントはメニューに表示しないようにできるのだ。
 いまのところ、IllustratorではCIDフォントが便利で、InDesignではOpenTypeを使うのが便利だ。IllustratorではOpenTypeは文字詰めが効かないなど機能が限定されるので、CIDとOTFを使い分けるしかない。

 Mac OS 9でフォントを使い分けるのは、Mac OS XがClassicのフォントフォルダ内のフォントを全て読み込んでしまうという問題もある。たくさんのフォントが使えるのはいいが、フォントメニューのリストがいたずらに増えるのは感心できない。
 以前は、Mac OS Xでもシステムフォルダに全部入れておけばいいじゃないとかと思っていたが、実際に二百書体、三百書体もいれれば、管理できなくなる。本文で使うようなフォントはデフォルトでアクティベートされていてもいいが、見出しで使うようなキャッチ書体はフォント管理ツールで管理した方が効果的だろう。
 Mac OS Xでのフォント管理ツールはいまのところ、Suitcaseが対応している。こちらを使えば、両方で必要なフォントを管理することができる。
 ただし、Suitcaseの方は使っていないので、使い勝手の方はわからない。それに、ClassicでATM Deluxe 4.6.1を使い、Mac OS XでSuitcase 10.1を使うという方法がうまく行くのか、ということもある。両方とも、Suitcaseにしたほうがいいのかもね。
 久しぶりにフォント管理ツールを使ってみたが、やはり面倒であることは間違いない。一番いいのは、ライブラリフォルダにあるフォントのアクティベートはMac OS Xで管理できることだ。そういうことってできるかしらん。やればできると思うけど、Mac OS Xの内部機能としてにフォント管理ツールを含めるかどうかは別の話だからね。できればやって欲しいけどね。

DTP-S倶楽部 Bccマガジン/068号/2002.12.13配信







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