DTPフォントの謎:DTPのフォントサンプルと使い方
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▼InDesign 2.0で使うAPGSのコピー&ペースト


 Mac OS XのInDesign 2.0でApple Publishing Glyph Set(APGS)を使ってみました。やっぱりね、APGSを使うには、いろいろと注意しなければならないことがありまして、なかなか一筋縄ではいきませんね。
 とはいえ、APGSで拡張された文字中には「あったら便利」という記号が結構あって、ちょっと使ってみたいものも少なくありません。リサイクルのロゴマークなんかも入っているようですね。
 いまのところ、こうしたAPGSで拡張された文字を使うには、Mac OS X環境下の、InDesign 2.0とEDWORD 12とEGBRIDGE 13の組み合わせだけです。

Mac OS 9で認識できないAPGSヒラギノ
 まず、InDesign 2.0でAPGSで拡張された文字には、字形パレットから選択することで利用できますが、これは、Mac OS Xのみですね。Mac OS 9でInDesign 2.0を起動したとき、APGSフォントは認識できません。
 たとえば、Mac OS X上のInDesign 2.0でAPGSで拡張された文字を使ったドキュメントを作成したとします。このドキュメントを、こんどはMac OS 9のInDesign 2.0で開いたとします。当然、そのまま開くとヒラギノを認識していないので、「フォントが見つからない」というエラーが現れますね。
 フォントを認識させるためには、InDesign 2.0のFontsフォルダにインストールするか、システムフォルダに入れるしかありません。一番確実なのは、InDesign 2.0のFontsフォルダに入れる方法しょうか。しかし、FontsフォルダにMac OS X10.1のヒラギノをいれても認識できません。「環境に見つからないフォント」としてリストされてしまいます。
 次にシステムフォルダのフォントフォルダに入れてみました。この場合でも、同じようにAPGSは認識されません。つまり、Mac OS 9では10.1からバンドルされたヒラギノは使えないわけです。

APGSのヒラギノはATM未対応

 10.0までにバンドルされていたヒラギノは、システムに入れると、リソースが追加され、OpenTypeフォントとしてアイコンが表示されました。ATMがMacintosh用のOpenTypeフォントとして作り替えたわけです。しかし、10.1のヒラギノは、システムのインストールして再起動しても、アイコンは白紙のままです。10.1のヒラギノはATM4.6.2では扱えないようになっているばかりか、InDesign 2.0のCoolTypeでも利用できないわけですね。
 「Mac OS XのSystemフォルダからエイリアスを作成して」もってくればひょっとしてと思いましたが、この方法もダメ。エイリアス自体が作成できないのです。
 というわけで、APGSで拡張された文字は、Mac OS Xのみで利用できる字形です。Mac OS XのInDesign 2.0で作成して、PDFにしてMac OSでみるしかないようですね。

EDWORD 12からはコピー&ペーストできない
 InDesign 2.0でAPGSを使うとき、InDesignに直接文字入力するのはやはり現実的ではありません。基本的には、エディタなどでテキストを入力したものをInDesignに貼り込むのが普通のやり方でしょう。
 もっとも手っ取り早いのは、入力したテキストをクリップボード経由でコピー&ペーストすることですね。これができればいうことはありませんが、実際にはできません。クリップボードはどうやらユニコードをサポートしておらず、シフトJISの文字程度しか表示しません。
 たとえばEDWORD 12でAdobe Japan 1-4のみの文字やAPGSのみの文字を入力して、EDWORD 12からコピーします。そしてクリップボードに表示すると、CIDフォントのものIllustratorの字体切り替え文字や、Adobe Japan 1-4のみの文字、APGSのみの文字は表示されません。

APGS02

 しかもこのクリップボードのテキストは、InDesign 2.0にそのままペーストとしてもなにも表示されません。

InDesign 2.0はシフトJISの文字コードには対応
 JeditなどのClassicのエディタからテキストをコピーして、InDesign 2.0に貼り込むと、その場合はそのまま貼り込まれます。JeditのテキストはシフトJISになっているはずですから、InDesign 2.0はシフトJISのテキストには対応しているのでしょう。
 そのときMac OS Xのクリップボードを開くと文字化けしているので、クリップボードはシフトJISではない文字コードになっていることがわかります。化けた文字をみていると、たとえば「で」の文字はシフトJISで「82C5」となっていて、欧文の文字コードの対応する文字になっていることがわかります。クリップボードは文字コードをそのまま欧文の文字として扱っています。
 ただしJeditから貼り込むと、シフトJIS以外の文字は使えません。できれば、拡張された文字を使いながらも、エディタで入力するのであれば、Classicのエディタやワープロは使えないことになります。

TextEditからだとユニコードは表示できる
 もちろん、EDWORD 12の保存時のダイアログで[Adobe InDesignタグ付きテキスト]を選択してファイルとして保存し、それをInDesign 2.0に配置すれば、APGSの文字はすべて反映されます。しかし実際にファイルに書き出すのは面倒です。
 コピー&ペーストするには、テキストをTextEditに貼り込もます。入力はEDWORD 12でもいいのですが、そのままTextEditにコピー&ペーストします。TextEditはユニコードには対応していますが、拡張された文字には対応していません。ですから、ユニコードの振られていない文字は表示できません。
 そしてTextEditからもう一度、コピー&ペーストしてInDesign 2.0に貼り込みます。この方法だと、ユニコードの文字だけですが、コピー&ペーストで貼り込むことができます。
 InDesign 2.0に貼り込むとき注意しなければいけないことは、TextEditからコピーすると、InDesign 2.0上の文字がリッチテキストになるということです。つまり、TextEditのフォントの設定がInDesign 2.0反映されてしまうことになります。
 もちろん文字の属性が反映されていても、

段落設定で変更すればいいではないか

ということになりますが、残念ながら、そのまま段落設定で[段落スタイルなし]を選択しても、全てのフォント属性をクリアーにできないのわけですね。そして、別の段落スタイルを選択しても、フォント名やフォントサイズが変更されないということが起こります。段落スタイル名に「+」の文字が追加され、指定した段落設定にと同じでないことがわかります。
 その場合は、optionキーを押しながら[段落スタイルなし]をクリックします。そうすると、リッチテキストがただのテキストになり、別の段落設定に変更しても、その段落設定が反映されます。

TextEditとEDWORD 12のInDesignタグを使い分け
 InDesign 2.0でエディタやワープロで入力したテキストをコピー&ペーストしたいときは、ユニコードがある文字のみはTextEditのリッチテキスト形式を経由して貼り込むことで、InDesign 2.0で利用できます。
 しかし、Adobe Japan 1-4やAPGSで拡張され、ユニコードポイントを持たない字形は、EDWORD 12で[Adobe InDesignタグ付きテキスト]として書き出すしかありません。
 ただし、[Adobe InDesignタグ付きテキスト]で書き出したとき、optionキーを押しながら[段落スタイルなし]をクリックし、さらに別の段落スタイルを変更したとき、Adobe Japan 1-4やAPGSで拡張された字形はトーフになって認識できなくなるようです。
 [Adobe InDesignタグ付きテキスト]で文字を流し込むときは、[段落スタイルなし]でスタイルフォーマットを削除せずに、そのまま別の段落スタイルを指定するしかないようです。

DTP-S倶楽部 Bccマガジン/052号/2002.5.20配信







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