Adobe Illustrator(イラストレーター) 使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CS3まで
Adobe Illustrator使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CSまで

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第2章 フレンドリー・デバイス



■2-7 リムーバブルディスク、MO

 リムーバブルディスクは大容量の携帯用記憶メディアのことを指します。一般にMO(光磁気ディスク)とSyQuest社のリムーバブル・ハードディスクの二種類があります。アメリカではリムーバブル・ハードディスクがトップシェアを握っていますが、日本ではMOが普及しています。デジタルデータの受け渡しにはMOが使われることが多くなってきています。

 MOはハードディスクよりは幾分遅い記憶装置です。読み込みはやや遅く、書き込みはかなり遅いのが特徴です。これは書き込む際に一旦前のデータを消去する作業が必要なためです。リムーバブル・ハードディスクは構造がハードディスクと同じなので、それと比べてほとんど遜色のないスピードを持っています。MOがディスクを磁化してデータビットを作成するのはハードディスクと同じですが、読み込みや書き込みにレーザーを用いるので光磁気ディスクと呼ばれています。レーザーを用いるのでデータビットをハードディスクよりも小さくでき、データ密度を高密度にすることができます。同じ面積で比較するとハードディスクの六倍もの密度があるといわれています。

 今のところMOには3.5インチのものと5インチのものがありますが、普及しているのは3.5インチのものです。ディスクの入ったカートリッジをメディアと呼び、3.5インチには128MBの容量ののメディアと230MBメディアがあります。メディアには物理フォーマットのみをしたメディアと、Macintosh用にイニシャライズしたものがあります。イニシャライズしたものはその分だけ価格が高くなっています。無論、物理フォーマットのみのものもMacintoshでイニシャライズすることができます。

 MOを使うためにはドライバというソフトフェアが必要になります。ドライバはMOドライブを購入するとたいてい一緒についてきます。MOのフォーマット形式は統一された規格ですが、ドライバは各社マチマチです。外部で作成されたMOメディアがドライバとの相性が悪くて認識できないこともあるようです。データのやり取りをMOでしていると、MOの内容が読めないことがあります。こういった場合、Norton Utilitiesを開きその上でMOをマウント、ディスクの診断と修復を行うと認識できることがあります。


※データを消去
正確にはまず消去し、データを変更するビットだけレーザーを当てて磁界を反転、そしてもう一度レーザーを当ててベリファイを行うので、三回のアクセスが必要となります。


●リムーバブルディスクの分類
※データの転送はMOを基準としています。表現は同じ、やや、少し、かなり、たいへんの順番です。
●Norton UtilitiesでMO内のデータの診断と修復をを行う


※ディスクに障害があることを知らせるアラートボックス


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