Adobe Illustrator(イラストレーター) 使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CS3まで
Adobe Illustrator使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CSまで

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▼序章 DTPとデジタル営業



■0-2 変容する印刷業界
 MacintoshはDTPのフロントエンドとして、その地位を確かなものにしました。年毎に高速のCPUを採用し、処理速度が大幅に向上しています。印刷業界がMacintoshのDTPにその可能性を見いだしたのは、1991〜1992年頃ではなかったかと思います。ちょうどIIciとかIIfxなどが発売された頃です。68030のCPUが頂点にあった頃で、アプリケーションはIllustratorが1.9から3.2へバージョンアップし、QuarkXPressも2.0になった頃です。Photoshopは2.0でした。

 この時期Macintoshはデザインオフィスや印刷会社にどんどんと導入されていきました。それまでは業界の一部でその可能性を論じられながらも、まだまだマイナーな存在で、実務では使えないといわれていました。しかし、68030CPUになったことで日本語でもそれなりにハンドリングできるようになり、カラーを扱うには少し荷が重いといえましたが、多くの人がMacintoshに注目したのです。そのころはまだ本格的な導入というわけではありませんでした。いずれデジタル化されるであろうことを予感した人達によって、様々なシーンで受け入れられていったのです。

 当時から十数万円のPhotoshopを使えば、何億もするトータルスキャナと同じことができると喧伝されていました。にも関わらず、製版の業界ではMacintoshのDTPは洟もひっかけないといった素振りで、全く関心がなかったようです。無論製版業界でも目端の利く人もいたことでしょう。

 しかし製版を主業務とする会社は、従来のアナログの手法のままであったり、導入してもCEPSが次世代のシステムだと考えたようです。また何億もの製版設備と専門の技術者を投入して行う、写真版の作成がたったの数百万のシステムで可能になるとは思いもよらないようでした。

 そのため製版業界のDTPは大きく立ち遅れ、なおかつMacintoshのを含むDTPシステムのすざましい進歩は、写植業界をほぼ壊滅させ、製版の分野も単なる出力のサービスへと置き換えつつあります。おそらくは製版の専門会社は数年を経ずして、姿をほぼ消すことでしょう。もし生き残ることがあるとすれば、それは製版会社ではなく、印刷会社としてか、もしくは全く別の業容の会社としてでしょう。

 Macintoshが進化したことで、写植業界は無くなったといっていいでしょう。数年前に誰が予想したことでしょう。原因は主な写植の発注主であるデザインオフィスが、Macintoshを導入して内製化を始めたからです。外注する写植代に比べてMacintoshを核とするDTPシステムのリース代が大変低価格だからです。月に何十万円もの写植代を支払っていれば、オペレータを雇い入れても内製化する方が理に適っています。写植業界で独占的といえるまでシェアを誇ったトップの会社はデジタル化に対応できずに、いまあがいています。トップの会社が、写植の請負をしている自社の顧客の利益に反するといって、デジタル化に一瞥もしなかったために、日本語のデジタルフォントは業界二位の会社が扱うことになり、スタンダードとなりました。かつて写植業界で二位の会社は、デジタルフォント業界ではトップメーカーとなり、この世の春を謳歌しているようです。

 このように印刷業界の構造を急速に変化させたのは、Macintoshとその周辺のデバイスの急速な進化です。MacintoshのCPUが高速になるだけでなく、ハードディスクはギガバイト単位の大容量となり、MOなどのリムーバブル・ハードディスクは当たり前となりました。

 Macintoshの処理の高速化は大変な勢いで、Power Macintoshに切り変わるに至っては進化というより、突然変異といえるほどです。二〜三年前68030CPUの時代に比較すると何十倍もの高速処理が可能となっています。現在のトップCPUはPowerPC604チップですが、この次の世代を担うCPUはPowerPC620という型番のチップで、RISCチップとしてはUNIXなどのハイエンドのワークステーションと比肩できる能力があるといわれています。
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