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トップページ書籍製品一覧>ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ
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Acrobat 8 Pro



印刷用にPDFを作成する、PDFを出力する機会が増えてきました。
PDFを作成するにしても、PDFを変換するにしても
アプリケーションから書き出しのクセや
Acrobatで変換するとき、バージョン違いでの振る舞いの違いを
知っておくとトラブルを未然に防ぐことができます。
Acrobat 8 Proの実務で役に立つ十三のノウハウと裏技を紹介します。

 Illustratorで作成したカラーのPDFがあって、それをグレースケールに変換したします。グレースケールの変換はAcrobatの[色を置換]でもできますし、出力機でも可能です。

 ただし厄介なことがあります。[色を置換]では画像内の墨ベタをグレースケールに変換したとき、グレースケールのベタにはならないのです。[色を置換]の[黒のオブジェクトを維持]をチェックしていても、テキストや線や塗りのオブジェクトは墨ベタに変換できても、画像内の墨ベタは網点に変換されてしまいます。

 たとえば、Illustratorで黒い塗りつぶしの上にテキストを配置し、テキストにラスタライズ効果の「光彩(外側)」を適用したとします。PDFに変換してグレースケールにすると、テキストの周囲が矩形ボックスで囲まれて、その外側の墨ベタの塗りつぶしオブジェクトとの間に境界線が現れています。

 これは光彩を適用した部分が画像に変換されるためです。出力時には透明効果を分割・統合しなければならないので、光彩が適用されている領域は画像に変換しなければならないのです。

 Acrobat 8 Proである方法を使うことで、画像化される光彩部分の最大濃度をグレースケールに変換して置き換えることができます。グレースケールに変換したとき画像内の墨ベタをグレースケールでも墨ベタにしたいときは、それ以外にもあります。とくにWordなどのOfficeからPDFを作成されている場合は、罫線などが画像化されて、Acrobatでグレースケール変換すると、墨ベタ罫線が網掛けになってしまうことがあります。

そのまま変換すると

Acrobat 9 Pro
Acrobat 9 Pro

ある方法を使うと

Acrobat 9 Pro


 自称、『印刷用ファイルフォーマットはPDFだ』委員会委員長の上高地仁です。PDFの印刷用出力をテーマを追いかけ、十年以上PDF出力のためのノウハウを検証してきました。

 アプリケーションネイティブファイルやPostScriptファイルでの出力に比較すると、PDF出力には間違いなく分があります。アプリケーションに依存せず出力可能なので、出力する際にRIPにも依存せずに出力可能です。




jin-k
ちょっと古い写真ですが、
私が上高地仁です。

 ただしネックがあります。PDF作成機能はアプリケーションに依存するということです。アプリケーションが異なったり、バージョンが違うと、PDFの作成方法も異なるのです。同じIllustratorのドキュメントでも、さまざまな方法でPDFを作成することができます。

IllustratorでそのままPDF保存する方法
PostScriptファイルを書き出してDistillerで変換する方法
EPS保存してInDesignに貼り込んでInDesignからPDF書き出しする方法

などです。これらは全く同じPDFになるのかというと、必ずしもそうではありません。それぞれ違ったものになります。

 Illustrator CSとCS2に発生する貼り込まれたEPS画像をPDF保存したときに発生する水平線は、Illustratorから保存したときは発生しますが、Distillerで作成したり、InDesignに貼り込んでPDFにすると発生しません

 ただし、InDesignにIllustrator形式やPDFで貼り込むと、画像に水平線が現れます。PDFも作成方法を使い分けることでトラブルを回避することが可能です(なお本書では、Illustrator CS/CSに水平線については、プリフライトで調べる方法を紹介しています)。

 こうしたPDFのアプリケーションに依存する部分や、Acrobatで編集・加工したときに知っておきたいTipsをまとめたものが本書『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』です。

 もともと『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のコツ』の副読本として書き始めたものです。『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のコツ』のなかでは紹介しきれなかったノウハウやトピック、また、ユーザーの方やセミナー参加者の方の質問などを踏まえて、Acrobat 8 ProでPDFをハンドリングするときに、より踏み込んだ内容を紹介しています。

 『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のコツ』のユーザーの方のサポートにために書いたものですが、ここに書かれているノウハウを是非知りたいという方のために、『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』だけでもお申込いだたけるようにしました。

 それでもこの本はA5サイズで96ページしかありません。値段も廉価とはいえません。しかし、DTPデザイナーやDTPオペレータの方で、PDF出力しているのであれば、印刷ミスに繋がるトラブルを減らすことができるのではないでしょうか。

 知っておけばPDFの書き出しや作成、Acrobatで変換などで失敗することなくPDFを扱うことができます。そういうトピックや裏技が、13個も詰め込まれています。本書をお読みになって、DTPデザイナーやDTPオペレータの方が印刷ミスを事前に防ぐことができれば、決して高い値段ではありません。


■このテキストで知るAcrobat 8 ProでのPDFの変換と編集の秘密とは

Acrobat 9 Pro


■『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』を
 お申込された方のとっておきのボーナス特典です。



 本書には、次のような特別のボーナス特典を用意しました。同時にDTP-S倶楽部にご入会いただくと、お申込価格がオトクになります。

 また、お申込いただくと、ブラウズ用PDF版のダウンロードページをご案内いたします。書籍の内容は、ブラウズ用PDF版で先行してご覧いただけます。


『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』PDF版


   『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』のPDF版です。ダウンロードして頂いたものは、低解像度で圧縮していますが、CDに収録したものは、プリント用に画像を高解像度で圧縮して保存したものです。



検証に使用したファイル一式


   新機能を検証時に利用したファイルをCDに同梱してお送りいたします。各トピックで解説する際に使用したり、作成したファイルが含まれています。ファイルを開いて解説した内容をご確認いただけます。

Acrobat 8 Pro




Acrobat 8 Pro
『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』
上高地 仁 著/A5/約96P/2008年10月31日初版/インクナブラ 刊行

検証用ファイルとプリント用PDFが収録されたCD付

販売価格:8,400円(税込)
一般販売価格:8,400円 DTP-S倶楽部会員価格:7,350円
*1冊購入されて、DTP-S倶楽部に同時入会される場合は19,950円になります。お客様情報入力画面で「DTP-S倶楽部に入会する」を選択して下さい。

 




Acrobat 8 Pro

Acrobat Proサクサク出力のコツ
上高地 仁 著/A5/192P/2008年05月30日初版/インクナブラ 刊行

販売定価:29,400円

価格(税込)29,400円 DTP-S倶楽部価格(税込)24,150円(税別)

*1冊購入されて、DTP-S倶楽部に同時入会される場合は36,750円になります。お客様情報入力画面で「DTP-S倶楽部に入会する」を選択して下さい。ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』がバンドルされます。





PDF出力で予想外のトラブルに巻き込まれたら、『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のコツ』と『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』があなたのお役に立ちます。キャンペーン期間中に是非、お申込下さい。キャンペーン期間を過ぎますと、『ピンチを救う Acrobat 8 Proサクサク出力のツボ』は価格を改訂する予定です。