Mac OS Xで実際にDTPするとしたとき、どのような点に注意しなければならないでしょうか。Mac OS XでのDTPが技術的に“可能”であっても、実際の運用面において知っておきたいことは少なくありません。
 Mac OS XでするDTPといってもいろいろな解釈が成り立ちますが、Mac OS XでDTPする場合には、現実的にはInDesign 2.0で行うDTPと、EDWORD 12などのワープロソフトを使ってするDTPがあります。
 InDesign 2.0で行なうDTPは、従来のQuarkXPressで行ってきたDTPを、InDesignに乗り換えるだけのものです。これは、OSの環境にかかわらず、基本的に
PostScriptをベースとしたDTPが可能です。
 ワープロソフトでもDTPは可能ですが、当然DTPアプリケーションに比較すると、機能の面で及ぶべくもありません。しかし、Mac OS Xの機能で簡単にPDFを作成することができますから、PDFとして出力すれば、高品位な印刷にたえるDTPも可能となります。
 このセミナーでは、現在のMac OS X10.1で実際にDTPを行う中で、Mac OS X DTPの実際と注意点を考え、その可能性を探っていきます。DTP環境をMac OS Xに移行したい人にとっては逃すことのできないセミナーです。
 なお、このセミナーには「Mac OS XでするDTP使いこなしガイド」がテキストとして付属します。セミナー版「Mac OS XでするDTP使いこなしガイド」には、同書のPDF版を収録したスペシャルCDがバンドルされます。




講  師 上高地 仁
時  間

2時間

テキスト Mac OS XでするDTP使いこなしガイド/上高地仁著
主な内容 Mac OS XでするDTPのメリットとは
 落ちないOSになる
 ユニコードとUTF-16
 OpenTypeでのApple Publishing Glyph Setの意味
 Quartzで作るPDFとは

イメージングモデルとしてのQuartz
 QuartzとQuickDrawの違い
 フォントフォーマットはどこまで使える
 フォントのダイナミックダウンロード

QuartzでのPDF書き出しとは
 Previewで書き出すPDF
 PostScriptファイルからDistillerでPDF
 Adobe DTPとの互換性
 EDWORD 12でのPDFの作り方
 IllustratorからQuartzでPDFにする

DTPアプリケーションの使い方
 Classicはどこまでできる
  ─IllustratorやQuarkXPressの動作は
 InDesign 2.0でDTPするときの注意点

PDFでするMac OS X DTPの実際
 Adobe PDFの特徴
 デバイス・インディペンデントになるデータ

Mac OS XでするDTPの出力
 IllustratorでするMac OS Xからの出力
 InDesignでするMac OS Xからの出力
 出力ファイルとしてのMac OS X PDFの課題


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