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■その16 DTP楽ちん丸 失敗の法則Part2
株式会社インフォメディア編著 株式会社ビー・エヌ・エヌ 2800円(税別)
B5版変形並製 176頁 1997年6月11日初版 ISBN4-89369-526-6 C3055 |
最初に白状しておこう。この「DTP楽ちん丸」は、インフォメディアさんから送っていただいたものである。実をいうと、以前紹介した「Illustrator7.0Jスピードマスター」もいただいたものであった。最初の「失敗の法則」はそうではないが、その後の2冊は書店で買ったものではない。
このコーナーは単に私が読んだ本の感想を書いているだけのコーナーなので、贈呈を受けたら紹介すると思われても困る。いやいや、本を私に贈呈いただけるのであれば、喜んで受けとります。しかし、絶対に取り上げるという約束はできないし、取り上げたとしても、好意的に書くとは限らない。だから、「DTP楽ちん丸」を取り上げるのはやめにしようと思ったのだが、ひとつだけどうしても紹介したいものがあって、今回のアップロードになった。
その紹介したいものというのは、第3章の「誰も教えてくれないデータ整理術」にある「RGB画像のチェック」というTipsである。
Illustratorでなくともレイアウトデータの出力の際にどうしてもチェックしなければならないのは、使用フォントの確認と貼り込まれた画像モードであろう。使用フォントはどのレイアウトソフトでもレイアウトソフトの内部の機能を使って確認することが可能だ。画像のモードも、FLIGHTCHECKを使えばチェックできるのであるが、残念ながらFLIGHTCHECKはQuarkXPressやPageMakerのドキュメントであれば、貼り込まれた画像のモードをスキャンしてくれるが、Illustrator形式では配置画像のスキャンはできないのである。もちろんIllustratorでも画像も含めてIllustratorEPS形式で保存すると、配置画像はファイルの中に取り込まれているので、画像モードを確認できる。
Illustratorでは出力に際しては、基本としてEPS形式で行なうべきであるが、実際EPSにして画像も含めて保存すると、重たいことこの上ない。配置された画像が少しで軽いものであれば、ままIllustratorEPSで保存してもいいが、画像を含めると何十MBにもなると、保存時にハードディスクに書き込まれていくのを待つのが辛くなる。その上、出稿のためにMOディスクに落とすとなると、IllustratorEPSだけでなく、念のためと思い、配置画像を添付する。そうなるとMOにコピーするデータは倍になる。Illustratorは配置画像を含めて保存しても、もう一度開くときは、指定したフォルダにリンク画像を要求するので、万が一のことを考えると、配置画像を付けるしかないのである。だからそのMOにコピーする時間て勿体ないよな、と思うと、まあいいかということになって、いつもIllustrator形式で保存したままで出稿しているのだ。わかっちゃいるけど、Illustrator形式の方が簡単なのである。
しかしIllustrator形式であれば、当然FLIGHTCHECKではRGB画像のチェックには使えない。となると別の方法でRGBのチェックの行なうしかないのだ。実際カラーの画像がたくさんあると、CMYKに変換したつもりの画像データがやっぱりあって、出力時にRGBのまま出力されてしまう、つまり、グレースケールの画像として出力されて、再出力という泣きをみることもたまにあったりする。
それでいままで画像データがたくさんあるときは、念のために画像データを一旦全て開いて確認していたのである。面倒だな、と思いつつもひとつひとつ開いてチェックするしかない。とはいっても何とかならないかな、この作業といつも思っていて、もっと簡単に画像データを開かないで、画像のモードを調べる方法はないだろうかと思っていたのであった。
それで「DTP楽ちん丸」で読んでいたら、なんとシェアウェアでFindRGBというユーティリティソフトがあり、これを使うとフォルダ内のRGB画像をチェックしてくれると書いてあるではないか。これは試してみるしかない。「DTP楽ちん丸」にはCD-ROMがついていて、ここにこのFindRGBがプレスされているとのことで、早速使ってみたのである
FindRGBは大変シンプルなユーティリティで、「FindRGB」を立ち上げてフォルダを指定するとそのフォルダをサーチしRGBモードの画像があると、そこでポンポンポンと警告音を三度鳴らしてくれる。そこでそのくだんの画像ファイルをPhotoshopでRGBに変換して保存し直し、もう一度FindRGBでサーチする。そうして警告音がでなくなるまで、サーチしていくのである。フォルダに画像データ以外もファイルがあっても構わないし、グレースケールのデータも無視するようにできる。
基本的にはPhotoshopで作られたEPSかTIFFのみを対象にFindしてくれるが、それで十分だろう。
これでIllustrator形式のデータを入稿しても、出力時に問題となりそうなところは、ほとんど押さえることができる。Illustrator形式であれば、ドキュメント情報とこのFindRGBを使えば、FLIGHTCHECKがなくてもOKであろう。
FindRGBがインターネットから入手できるかどうかは私は知らないが、このユーティリティひとつのために「DTP楽ちん丸」を買ったとしても、RGB画像のままでの出力が無くなるのであれば、損はしないのではないだろうか。
(1997/12/24up) |
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