動画の挿入するためには、まず動画をXcodeで読み込みます。そして動画を貼り込むページと貼り込み位置、そしてファイル名をcsvファイルで指定します。
まず貼り込みたい動画のフォーマットですが
MPEG-4(H.264/AVC)
で作成します。拡張子は「.mp4」となります。MOV形式にも対応していますが、MPEG-4に変換しておく方が確実です。
MPEG-4の動画ファイルを、まずSakuttoBookフォルダにコピーします。左ウィンドウの「SakuttoBook」を展開します。movieフォルダを選択し、コンテキストメニュー(マウスの左ボタン)を開きます。[追加]から[既存のファイル]を選択して、フォルダ内に取り込んだ動画ファイルを指定します。動画がmovieフォルダに保存されます。
Xcodeのオブジェクトフォルダ内に動画を移動する |
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取り込みたい動画をXcodeのオブジェクトフォルダ内にコピーします。拡張子は「.mp4」形式で640×480ピクセル、毎秒30フレーム以下で作成します。「.mov」形式も「.mp4」形式に変換しておく方が確実です。 |
Resourcesフォルダ内のmovieフォルダから動画を取り込む |
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movieフォルダを選択してコンテキストメニューから動画ファイルを追加します。デフォルトのまま[OK]ボタンを押していくと、movieフォルダに取り込まれます。 |
次に動画を貼り込むページと貼り込み位置を指定します。ページと位置、動画ファイル名の指定は
movieDefine.csv
で行います。ここでは
2,6,92,130,88,CWM1010_Movie.mov
貼り込みページ番号,リンク位置(X),リンク位置(Y),横幅,高さ,ファイル名
で指定します。リンクの開始位置や画像のサイズは「ポイント」で指定します。指定したエリアはiOSシミュレータでは黄色く表示されます。シミュレータで確認してリンクの開始位置と横幅や高さを調整します。画像のファイル名は日本語でもかまいませんが、それ以外は半角数字と半角カンマで指定します。
csv形式でページとリンク位置とサイズを指定する |
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「movieDefine.csv」を開いて、ページとリンク位置(左肩のXY座標値)とリンクボックスのサイズを指定します。最後に画像のファイル名を入力します。ファイル名が同じでなければ動画は再生できません。動画は別画面で表示されます。[Done]で元のページに戻ります。 |
動画のリンク用には動画のショットなど画像を貼り込んでおくとわかりやすいでしょう。シミュレータでリンクエリアをクリックすると、動画ウィンドウが開きます。
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